

- 写真・文 乗松 あや
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第1回 北山愛さん 八鹿町国木在住 前職:保育士 → 天職:農業 就農女子インタビュー
養父市出身で神戸からUターンし、大屋有機の学校の保田先生から有機農業を1年間学び、子どもが生まれてから就農され、家族に手伝ってもらいながら就農2年目になる「北山愛さん」にインタビューしました。
農業を始めるきっかけ
~有機野菜を広めたい、有機農業はSDG’sにつながる~
子どもが産まれた事で、安心安全な新鮮な野菜を食べてもらいたいと思ったのがきっかけです。それから有機の学校に行き、農薬が与える環境、癌、発達障害の影響に衝撃を受け、有機野菜を広めたいと強く思いました。
冬はブロッコリーや白菜などを栽培し、夏はピーマン、トマト、茄子などを育てています。育ちにくい葉物野菜はハウス栽培し、トマトは路地で育てると、カラスの被害や暑さでトマトが割れる被害があるため、今年の夏からはハウスで育てる予定です。ピーマン、茄子は有機のイオンアグリへ出荷し販売しています。今後は野菜セットの販売も考えています。今年の5月には、ピーマン200株、トマト300株、茄子100株その他夏野菜を植える予定です。
農業は、大変だけどやりがいがあり、野菜を育てていると季節を感じられます。有機農業はSDG’s(持続可能な開発目標)につながっていると思います。ここ数年で国や自治体が、有機農業を推進する方向に変わってきている気がします。今「やっと時代が追いついてきた。」と、感じています。
これからの夢
~自分で育てた野菜が食育につながる~
2,3年後には、自分で作った野菜を使った料理で「農家カフェ」をオープンする予定です。
また収穫体験(親子)を通じて、野菜が育つ経過を楽しむ、収穫を楽しむ、自分で育てた野菜で料理を楽しむ、それが食育につながって、安心・安全な有機野菜を子供や親子に広めたいです。
取材後記
日差しが温かいポカポカ陽気の中、インタビューをさせて頂きました。北山さんのお話は「農業を楽しんでいる!」と、思わせてくれました。私もサブスク(毎週定額)で、こだわりの野菜作りをされている方に、毎週お任せで野菜セットを分けて頂いています。養父市に住んで野菜の味の違いが判る女性(笑)になれました。今週はどんな野菜との出会いがあるか…その野菜を使ったメニューを毎週わくわくしながら考えています。