

- 文 ● 乗松 あや / 写真提供 ● 青木 幸
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第2回 青木幸さん 高柳在住 前職:会社員 → 有機農家 就農女子インタビュー
就農女子第2回目は、大阪からIターンして本格的に農業を始めて、研修期間を経て就農2年目になる「青木幸さん」にインタビューしました。
農業を始めるきっかけ
~世界を巡って学んだ食の大切さ~
10年勤めていた会社を退職して夫と世界一周に行き、色々な国の農家に滞在したことがきっかけです。特に印象に残っている国はデンマークのエコビレッジ(農業・酪農やエネルギー生産など)での共同生活とブラジル日系農場での自給自足の暮らしです。そこで感銘を受け、自然に近い暮らしや自給自足に憧れを持ちました。また地に足のついた生活、四季を楽しみながら土の上を歩く暮らしをしたいと思いました。帰国して子どもが産まれ、自然の中でのびのび育って欲しいという願いもあり、Iターンして本格的に農業を始めました。研修期間を経て就農2年目になります。
季節ごとに多品目の野菜と小麦を育てています。土づくりにこだわり、ここの気候や土地に合うような工夫、農薬を使わなくてもいいように蒔く時期や品種を考えて、年間通して約50種100品目の野菜を育てています。育てた野菜は、季節の野菜セットにしてネットショップでの販売や地元の方々にも購入して頂いています。小麦は、挽き立ての石臼挽き全粒粉と酵母を使ってパンやお菓子を製造販売しています。
これからの夢
自分で試行錯誤しながら、農業をコツコツと続けていくことが目標です。子どもが成長して、親元を離れたときに地元の野菜の美味しさに気がついてくれたら、嬉しいですね。
取材後記
私も青木さんの育てる野菜ファンの一人です。サブスクで毎週分けて頂く野菜の中には今まで食べた事のなかった野菜(そうめんかぼちゃ、バターナッツかぼちゃ等)の食べ方を教えて頂いて、養父市に住んで得した気分でちょっと野菜自慢をしたくなります。季節毎の美味しい野菜とキレイな水のお陰で、とても健康的な毎日に感謝です。