一般社団法人 田舎暮らし倶楽部
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やぶで暮らそう!兵庫県養父市 Come live in Yabu City!

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写真・文 ●乗松 あや
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#やぶフォトサプリ

「毎日が新発見!ちょうどいい田舎で暮らす日常」 やぶフォトサプリVol.3

今月のおたより
「毎日が人生のターニングポイント、チャンスを待つよりチャンスに変える」

写真テーマ
「夕日~Sunset」

アントレプレナー(起業家)

2016年に上海から日本へ帰国した時期に、在福岡米国領事館、九州経済産業局主催の講演会に参加しました。内容は50歳以上からのシニア起業を支援する米国の非営利団体 共同創設者・代表の自身も連続社会起業家のアイセルさんが、何歳になっても生涯現役で働くことや、起業にチャレンジするためのアドバイスや経験豊かな年代の活用によるプラス効果、若者のSNSのスキルと熟年層の経験の融合や多世代の人たちから構成されたビジネス環境についての講演でした。

SNSのスキルと熟年層の経験との融合

アイセルさんが取り上げた例は、アメリカのある高齢者住宅に住む80歳を超えた女性が、自分の使う杖のデザインに納得いかず、自分で造花を付けて華やかにして使っていました。それを見た住民が、自分たちも欲しいと言い出し、その話を聞いた80歳を超えた女性のお孫さんが、EC(電子商取引)での販売を勧めてECサイトを立ち上げ、その途端に注文が殺到し同じマンションの高齢者住民を巻き込んで、杖に造花を付ける作業が始まりました。高齢者が起業し、高齢者の雇用を生み、世代を超えたお孫さんがECでサポートする。まさに若者のSNSのスキルと熟年層の経験との融合です。

高齢者も活躍する時代

昨今ユーチューバーが注目されていますが、韓国では79歳のユーチューバーがやはり、彼女のお孫さんのサポートで活躍しフォロワー数十万人を超えています。今の時代、高齢者のユーチューバーも立派なアントレプレナーですね。

日本でも、70歳で現役ドラマスタイリストの西ゆり子さんや「魔女の宅急便」の原作者で作家の角野栄子さんは御年86歳!アメリカでは、インテリアデザイナー、実業家などさまざまな肩書きを持ち、ファッションアイコンとしてニューヨークのカルチャーシーンに影響を与え続ける、100歳に近づこうとしているニューヨーカーのアイリス・アプフェルさんがいます。今でも有名企業からのオファーが絶えずファッショニスタ(最新ファッションに敏感な人)として現役で活躍しています。いくつになっても現役でご活躍されている女性は、美しく生き生きと輝いています。

 地方や田舎でも実現できるビジネスモデル

多世代の人たちから構成されたビジネス環境は、地方や田舎で実現するビジネスモデルになるのではないでしょうか。また高齢者の活躍の場も作り出せます。

養父市でも、奥米地のみかん石鹸の復活や廃材を使った商品開発、余った畑を利用した共同菜園などに取り組めるのではないでしょうか。先人の知恵を後世に伝え、それを継続していく事で、地域活性と世代を超えたコミュニケーションが生まれ、新たなビジネスにつなげていけると、思います。養父市で起業のきっかけが生まれるかも知れません。チャンスを待つよりチャンスに変える!

To be continued

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